初めてのASAPPプログラミングが
猿でも5分間で256倍わかる入門編

ミッション1達成まで…

ここでは、ASAPPプログラミングについて、ミッション1達成までの手順を元に説明します。
お持ちのPalm/Pilotで同じように操作して下さい。


-ミッションの確認-
最初にミッションの確認を行います。
マップ上で自機(ASAPP)および敵機の位置関係について把握し、大まかな作戦を立案しましょう。
マップの広さは640×640、ミッション実行中の画面で確認出来る範囲が約160×160です。

今回は以下の手順でミッションを達成したいと思います。

 ある程度まで敵機へ近づく → 敵機を真正面に捉える → 十分に近づき攻撃

ミッション1では、標準武装以外の装備を持っていないので、目標物の破壊には近距離攻撃用の「イオンブレード」を使用します。
イオン電荷エネルギーの塊を射出するこの武装は、結束力が弱いために、ある程度の距離で拡散してしまいます。
このため、イオンブレードを効果的に使用するにはターゲットへ十分に近づく必要があります。


-プログラムの準備-
プログラミングルームで、今回のミッションに使用するプログラムバッファを決めます。
今回は一番目のバッファを使う事にします。

一番目のバッファを選択状態にして[Rename]ボタンを押し、バッファ名を「PROGRAM..1」から「Mission-1」等の、わかりやすい名前に変えて下さい。
バッファ名変更の完了は[Enter]ボタンを押して下さい。
名称変更中は[Rename]ボタンが[Enter]ボタンになり、それ以外のボタンの使用はできません。


-ASAPPの準備-
ASAPP工場で、今回のミッションに使用する機体を組み立てます。
今回は一番目の「ASAPP.0」の設計図を使います。

一番上の設計図を選択すると、標準ボディで主武装および副武装が未設定、プログラムにはプログラムバッファの1番目(「Mission-1」)が選択された状態になっている筈です。
もし違うプログラムバッファが指定されている場合には、一番目のプログラムバッファに変えて下さい。
主/副武装はまだ何も保有していないので、設定はそのままで構いません。

ミッションを開始する時には、この「ASAPP.0」を選んで下さい。


@ある程度まで敵機へ近づく
1番目のバッファを編集状態にします。
この状態で表示されているのが「レイヤー」と呼ばれるもので、プログラムチップを5×5個並べられます。
プログラムの実行は、レイヤー左上端のチップより開始されます。

実行開始チップに「前進チップ」をセットします。
今回は障害物等は意識しないので、TRUE/FALSEルート共に下へ向けます。

すぐ下のチップには「敵機検索チップ」をセットします。
(設定値は右図を参照)
敵機が検索範囲にいない時(FALSE)のルートは上へ、敵機を検索した場合には右へ処理が移行するように指定しておきます。

これにより、敵機が検索範囲に入るまでASAPPは前進し続けます。
敵機が検索範囲へ入ってくると、処理は右へ移行するのですが、そこでは何もしない「ノップチップ」が繰り返されるようになっているため、ASAPPの行動はその場で停止した状態になります。


A敵機を正面に捉える
@に、敵機を正面に捉える処理をプログラムに追加します。

敵機検索範囲を狭くして、ターゲットが正面にくるまで右転回を続ける様にプログラムします。


B敵機に十分接近し、攻撃を加える
Aに、ソニックブレードの有効射程距離まで近づくプログラムを追加します。

@の処理の敵機検索距離を短くしたものと同じです。
十分にターゲットへ近づいたら、ソニックブレードを使用して攻撃を加えます。


以上でミッション1達成の為に必要なプログラムが組みあがりました。
ASAPPプログラミングの雰囲気はつかめたでしょうか?
プログラムチップの組み合わせで、ASAPPは無限の動きが可能です。
あなたの頭脳と閃きで、よりスマートでクールなプログラムを目指してください。

ここで説明した以外のチップは 「プログラムチップ一覧」 を参照して下さい。